日誌

終業式校長より

●本日まで、「新型コロナウイルス感染症防止対策」として、4月より学校が休業となり、そして6月1日より分散登校として徐々に学校が始まる中、皆さんにはそれぞれ適切に対応してもらい、大きな混乱もなく終業式が迎えられたことに感謝申し上げます。

●7月に入り九州地方を中心に豪雨による災害がありました。今週も山形県最上川流域を中心に河川の氾濫がありました。九州の豪雨は、気象庁が「令和2年7月豪雨」と名付けました。豪雨の死者は約70人、行方不明者を加えると80名を超えました。皆さんとあらためてお悔み申し上げます。この地域では、過去には平成29年に「九州北部豪雨」があり、翌年の平成30年には広島県を中心に「西日本豪雨」があり270名を超える方が亡くなっています。特に熊本県では、平成28年に「熊本地震」もあり、毎年のように大きな災害にみまわれています。

●今、同じ日本の中で、酷暑の中、水も電気もなく災害に苦しんでいる人が大勢います。とりわけ、それらの地域に住む高校生にとっては、せっかく学校が始まったにもかかわらず、学校に行けなくなったりしています。また、教科書等の学習関係のものが全て泥水に浸かってしまった高校生もいるようです。またある学校では、多くの生徒達の教科書がなくなり、コピーをして補習を行い、ようやく今日が期末テストの最終日になっているようです。大変につらい日を過ごしていると思います。

●熊本県の高校野球甲子園代替え大会の県大会は中止となり、現在は日を改めて各地区大会のみを実施しています。そして大会までの間、球磨川流域の野球部の生徒達は浸水した家の後片付けなどのボランティア活動をしていました。十分な練習もほとんどできない状況で地区大会を迎えたのではないかと思います。本当ならグランドでボールを追って汗だくに、泥まみれなっている生徒達が、人助けのために汗だくに、泥まみれになり一生懸命に作業をしている姿を想像してみてください。手伝ってもらった男性は「皆が手伝いにきてくれて、心強いし、ありがたかった。」と話し、野球部の部長は「夏の甲子園も県大会も中止になり、悔しい気持ちはありますが、自分たちは普段地域の人に支えられ応援されています。今は被災した皆さんのためにできることを精一杯やりたい」と話をしていました。

●ある学校では、サッカー部、バスケット部、女子ソフトボール部、剣道部、弓道部、卓球部、ボクシング部、野球部、そして先生達と約300人でボランティア活動を何日も行ったそうです。その学校では、ボランティアの生徒達が学校に戻ると、多くの生徒達が拍手で迎えたそうです。

●部活動は技術だけでなく、人間性をも磨くものです。練習や試合ができなかたかもしれませんが、多くの人に感謝され、彼らの今後の人生にとって大きな力になると期待しています。いや彼らを心の底から応援したいです。皆さんはどうでしょうか。もちろん感染症については心配することや気を使わなくてはならないことは沢山あるかと思いますが、学校での学習や家庭での学習については、なんら問題なくできるはずです。皆さん気が緩んでないですか。今一度、災害に苦しんでいる同世代の人がいるということを深く考え、今の自分をしっかり見つめ、明日からの夏休みを過ごしてほしいと思います。勉強面でも人間性の面でも「ワンランクアップ」少しでも伸ばしてください。 

●本来であれば、この終業式において1学期中の大会等における数多くの表彰があったことと思います。さらに、いくつかの部活では関東大会そして全国大会への可能性があったはずです。その表彰ができないことは誠に残念です。すでに3年生が引退している部もあるかと思いますが、短い夏休みの間に、大会が計画されている部活動があります。一部の部活を除いて、3年生にとっては本当に最後の大会となります。「正々堂々」最後までやりきってください。応援しています。 

●3年生の進路関係ですが、まずは就職希望者にとっては感染症の関係で昨年度よりも求人件数が厳しい年となっています。また就職の応募書類提出が一ヵ月遅れとなりました。旧AO入試「総合型選抜」が9月15日以降、旧公募推薦、指定校推薦の「学校推薦型選抜」が11月1日以降の開始となっています。専門学校も早いところは8月から始まります。短い夏休みに大会もありますが、進路を見据えてしっかり準備をしなくてはなりません。3年生にとっては凝縮した濃い大変な夏です。頑張ってください。激励です。

●1年生は、スタートが遅れましたが草加西高校にすっかり慣れてきた頃かと思います。2年生はよく言われる中だるみの期間になりがちですが、高校生活も後半戦に入ります。来年の進路にむけてしっかり準備をしてください。皆さん、短い夏休みですが、健康に充分に注意し、病気やケガ・交通事故などに合わない、そして「家族のため自分のため感染症予防に努め」、「命を大切に」「ルールを守る」「時間を守る」です。